子どもの頃このオープニングを見て、鳥肌が立ったのを覚えている。
当時はまだ白黒テレビだったので、この色使いを楽しめなかったのが
残念だったが…なんせ、カラーテレビが我が家にやってきたのは、
たしか昭和50年(1975年)頃。(宇宙戦艦ヤマトを白黒で見てたんよ~)
しかしカラーでなくても、そのインパクトが変わらないくらいの動画に
なってるのがスゴイと思う。ジャングルの雄大さを十分感じさせるテーマ曲に、
登場する動物の動きやシチュエーションの妙、流れ落ちる滝の場面から
始まり、集合した動物達がジャングルを俯瞰し、未来を見つめるかのような
表情のパンジャ、そして鳥が太陽に向かって飛んでゆく…
もう見事!としか言いようがない。これが「テレビアニメ」のオープニングとは
信じがたい出来で、当時のスタッフの執念を感じさせずにはいられない。
フラミンゴの群れが飛翔するシーンなどは、何回見てもため息が出るほど。
このシーンを担当したのが「鳥の勝井」の異名を持つ、東映動画から移籍してきた
「勝井千賀雄」というアニメーターが担当した、という事が山本暎一氏の本に書かれていました。
(勝井さんスゴイ!)
スタッフの名前を見れば、そうそうたる顔ぶれで、説明するまでもないですが、
気になったのが、「原画 彦根範夫」の名前で、これってもしかして…と思い
検索してみたら、やっぱりあのスナック菓子カールのCM「カールおじさん」
の生みの親「ひこねのりお」さんだった。虫プロ出身だったのか~。
ちと横道にそれましたが、何にしてもジャングル大帝のオープニングは、
今見てもすばらしく、当時のスタッフの方々に本当に感謝!です。
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